通算９９６回目の投稿となる今日はアマチュア無線の話題で、しかもかなり突っ込んだ内容です。興味の無い方はスルーして下さい。
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東京２０２０オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を記念し、ＪＡＲＬから「東京２０２０ＪＡＲＬ記念アワード」６種類が１２月末まで発行されています。
私も先日「ＴＯＫＹＯ ２０２０ Ｓｐｅｃｉａｌ」と「ＴＯＫＹＯ ２０２０ ＤＸ－ＡＪＤ」の２つの申請書を提出し、アワードの到着を楽しみに待っています。
そのうちの一つ「ＤＸ－ＡＪＤ」は、ＪＡＲＬが海外向け記念局として開設運用した「８Ｎ１ＯＬＰ」から「８Ｎ０ＯＬＰ」まで１０コールエリアと交信(ＳＷＬは受信)することが条件になっています。
この１０局はログサーチができますので、アワード申請に際し間違いなくＱＳＯできているのか確かめました。
↓ ８Ｎ１ＯＬＰ局の例
このログサーチで、３.５ＭＨｚと７ＭＨｚのＣＷで２回(八王子と高崎)ずつ、１０ＭＨｚと１４ＭＨｚのＣＷで１回ずつの計６回ＱＳＯしていることが判ります。
加えて、８Ｎ１ＯＬＰ局が５月１日から９月５日(日本時間)まで運用し、総交信数が３７４０３局であったことが判りました。
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そこで全国１０のコールエリアの「８Ｎ※ＯＬＰ」の運用期間と総交信数を調べてみました。(運用期間はＧＭＴを日本時間に換えています)
８Ｎ１ＯＬＰ ５月１日～９月５日 ３７４０３局
８Ｎ２ＯＬＰ ５月１日～９月５日 ２２８９３局
８Ｎ３ＯＬＰ ５月４日～９月５日 １４４７４局
８Ｎ４ＯＬＰ ５月９日～９月５日 １３４０３局
８Ｎ５ＯＬＰ ５月１日～９月５日 ７１４１局
８Ｎ６ＯＬＰ ６月１１日～９月５日 ４０８３局
８Ｎ７ＯＬＰ ５月１２日～９月５日 ８７１９局
８Ｎ８ＯＬＰ ５月１日～９月５日 １７３２５局
８Ｎ９ＯＬＰ ５月２日～９月５日 １６３４３局
８Ｎ０ＯＬＰ ５月１日～９月５日 ３８１１９局
最も多くの交信をしたのは８Ｎ０ＯＬＰの３８１１９局。期間中は１日あたり３００局平均で交信しなければ達成できない局数で、これは大健闘だと思います。全世界のアマチュア局の「８Ｎ０ＯＬＰ」とのＱＳＯ需要を満たしてくれた魚沼ハムクラブと大北ハムクラブのみなさまのご尽力には敬意を表したいと思います。
↓ ８Ｎ０ＯＬＰが最多の３８１１９局とＱＳＯ
逆に交信局数が少なかったのは、８Ｎ６ＯＬＰの４０８３局でした。４０８３局のうち半分が海外とのＱＳＯだと仮定しますと、国内ＱＳＯは２０００局余。複数回ＱＳＯした国内局もあると思われますので、８Ｎ６ＯＬＰ局と１度でもＱＳＯできた国内局は２０００局以下ではないかと思われます。
↓ ８Ｎ６ＯＬＰ局の総交信数は４０８３。運用期間もやや短め
私も最後まで８Ｎ６ＯＬＰ局が残り、諦めかけていたんですが・・・・・
↓ ８月２８日、１４ＭＨｚのＦＴ８で繋がりました。必死な様子が判りますか？
８Ｎ６ＯＬＰ局からはいきなり「ＲＲ７３」が送られてきてビックリしました(^^) 何度呼んでもダメでしたが、途中でオンフレに切り替えたのがＱＳＯ成功につながったのだと思います。オンフレといっても慌てていましたので２Ｈｚズレていますが・・・(^^)ゝ
私はこうして幸運にもＱＳＯできましたが、８Ｎ６ＯＬＰ、あるいは８Ｎ５ＯＬＰや８Ｎ７ＯＬＰといった総交信数が少ない記念局とのＱＳＯができなくて「ＤＸ－ＡＪＤ」が達成に至らず悔しい思いをされた方が相当数いらっしゃるのではないかと察します。この結果、「ＤＸ－ＡＪＤ」は予想外の難関アワードになってしまったのではないかと思います。
９月５日に全てのオリンピック・パラリンピック記念局が閉局しましたが、「８Ｎ※ＯＬＰ」と「８Ｊ※ＯＬＹＭＰＩＣ」、それに「ＪＡ１ＴＯＫＹＯ」の２１局を必死に探し回るのは結構楽しかったです。またこのような企画をぜひお願いしたいと思います・・・。
