埼玉在住中小企業勤務ダメ人間の思うところ・・・

「中小企業の勤め人」に復帰し「浪人」ではなくなりましたので、ブログ名も元通りに戻しました。

卒業生数が10人未満の高校に注目してみました・後編

昨日の続きです。卒業生の数が10人未満、つまり1桁の高校はどのようなところなのかを調べてみます。

 

↓ 東京都立神津高等学校。卒業生数は8名

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アニメーション映画「天気の子」の主人公、森嶋帆高が通う高校のモデルがこの東京都立神津高校。東京都心の南西約180kmの位置にある神津島にあります。高校の存続のために生徒数確保を兼ねて「島留学生」の受け入れに積極的。

↓ 東京都立神津高等学校のホームページ。自然豊かな高校であることが判ります

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↓ 進路状況から平成30年度の卒業生数は8名で間違いないことが判ります

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卒業生数が8名ですが、有名大学にも進学している実績があります。

 

↓ 次は、長崎県立奈留高等学校。卒業生数は7名

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長崎県五島列島を構成する島の一つである奈留島にある高校。島にある奈留小学校、奈留中学校と共に、中高一貫教育を導入している。

↓ 奈留高等学校のホームページ。「小さな島の大きな挑戦」とあります

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10月1日には「小中高合同体育大会」が開催されています。6才児から選挙権を有する18才までが一緒に楽しむ体育大会。どのような大会なのか興味があります。

↓ 奈留高校の大学合格実績

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卒業生が少ないのに、毎年国公立大学に安定して合格者を輩出しています。小中高一貫教育が奏功しているのではないかと思います。

 

↓ 次は、鹿児島育英館中学校・高等学校(私立)。卒業生数6名

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学校法人日章学園が鹿児島県日置市に設置した中高一貫校。1学年1学級の少人数、小グループ教育で着実にに学力を伸ばし、難関大学合格を目指すとのこと。

↓ 鹿児島育英館中学校・高等学校のホームページ

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↓ 進学状況。卒業生数6名でこの実績は見事。

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以上、昨日と今日とで、今年3月の卒業生が10人未満の高校を紹介しました。公立高校はみな離島にあり、私立高校は全て少人数教育を標榜する中高一貫校です。どの高校も少人数ながら、しっかりと大学合格者を輩出しており、少人数であることのメリットを活かして丁寧な指導をしていることが判りました。卒業生数が1ケタで校内が閑散としているとか寂しい雰囲気に包まれているのではないかと思いきや、アクティブで存在感がある学校が多いといった印象を受けました。