平成12年(2000年)12月から19年半にわたり、多くの新潟県民に親しまれてきた、新潟県民エフエム放送(FM PORT)が6月30日で停波、閉局となりました。
スポンサー不足で経営状況が悪化し、長年にわたり債務超過の状態に陥ったためで、今年3月31日に閉局が発表されていました。一つの県の県内全域をサービスエリアとするラジオ局の廃局は全国で初めてのことだそうです。(狭い地域を対象としたコミュニティFM局の廃局は過去にいくつも前例があります)
私は新潟県出身ですので、このFM PORTというラジオ局のことは当然知っていましたが、FM PORTが放送を開始した平成12年(2000年)12月の3か月前(2000年9月)に、私と家族は新潟県長岡市から埼玉県(現在の居住地)に職を求めて転居していましたので、新潟県内に居住してFM PORTを聴いていた時期はありません。新潟に帰省した際に聴いていた程度ですし、残念ながら受信報告書を提出したことも無く、受信確認証は持っていません。
それでも、放送受信を趣味とする私は出身地のFMラジオ局が実質的な経営破綻で停波、閉局に追い込まれたことは非常に残念に思いますし、個人的には独立系放送局で自主制作番組が充実しているため、熱心なリスナーやファンが多いラジオ局という印象があります。長年活躍されてきたFM PORTのパーソナリティ、技術職や編成の方々、スタッフの方々、そして長年聴き続けてきたリスナーの方々の気持ちを考えると、本当にツライものがあります。
↓ 新潟県内ではFM PORTの停波、閉局のニュースが大きく取り上げられました
熱心なリスナーがFM PORTの局舎の近くで横断幕を掲げて感謝の気持ちを表しています「FM PORT」を「FM PROT」と間違えてしまうほど動揺しているようです。それくらいショックなんだと思います。このニュースについては、熱心なリスナーやファンの方のお気持ちを考えると、これ以上突っ込めないです・・・。
↓ 昨夜のFM PORTのサイト
FM PORT最後の番組となる特別番組「Many Thanks from FM PORT」を紹介しています。
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6月30日24時00分で本当に停波してしまい、ラジオのスピーカーからは「ザーーーー」というノイズだけが聴こえる状態に・・・。FM PORTのサイトは・・・・・
↓ このようなメッセージが・・・
現在の私の居住地ではFM PORTは入感しませんので、リアルタイムでは聴くことはできませんでしたが、日付が変わり、7月1日の午前1時ころにはYoutubeで、FM PORTの最後の放送、停波、閉局の瞬間がいくつもアップされていました。Youtubeで「FMPORT」と検索しますといくつも出てきます。
↓ このようにいくつも出てきます
特に最後の10分間、サイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」をBGMに、過去から現在までのパーソナリティやDJ、リポーターの方々のメッセージが流れ、最後の最後となる1分10秒間は、同局の看板パーソナリティの遠藤麻里さんと松本愛さんによる「JOWV-FM JOWV-FM こちらは新潟県民エフエム放送 FM PORTです。新潟 79.0MHz、堀之内大和 87.9MHz、高田 83.2MHz 以上、各周波数でお送りして参りました。FM PORTは本日24時を以て閉局いたします。開局から19年と6か月での閉局は大変残念ですが、これまで新潟県民エフエム放送、愛称FM PORTを愛していただいたリスナーのみなさまに改めて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。JOWV-FM JOWV-FM こちらは新潟県民エフエム放送 FM PORTです。リスナーのみなさま、ありがとうございました。」
の最後のアナウンスは胸に迫りくるものがあります。私のような県外居住者でさえも心を揺さぶられ、目頭が熱くなるくらいですから、長年聴き続けたリスナーや番組のファンの方でしたらきっと号泣されたであろうと思います。
放送受信を趣味としている方には是非一度お聴きいただきたいアナウンスです。