標題の通りです。
大人になれば、あるいは一定の年齢(40代~50代)になれば、その欠点を自然に克服できるようになっているだろうと、勝手に考えていたんですが、還暦を2年後に控えた今でも全く克服できていません。
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その欠点とは・・・・・・・
「嫌いな人と接する際に、嫌悪感が表情や態度に出てしまう」ことなんです。
自分では、「嫌い」であることを隠して普段通りに接しているつもりなんですが、親しい方の目には「嫌悪感が表情や仕草、話し方に露骨に表れている」ように見えるのだとか・・・
これまで人を「嫌い」になることは滅多になかったのですが、20年前から勤めている現在の職場には、これまで出会ったことない強烈な個性が際立っている人物が何人かいて、そのうちの1人が特に嫌い、いや、大嫌いなんです。
こんなことを吐き出せるのはこのブログだけです・・・、はぁぁ・・・。
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どんなに大嫌いな人であっても、1日8時間も同じ事務所に居るのですから、「大嫌い」という感情を少しでも減じるように、その人物の長所や優れている点だけに着目しようと努めてきました。一時的には嫌悪感が薄らぎかけたこともありましたが、その人物のあまりに突飛な個性に対する嫌悪感が長所や優れている点を弾き飛ばしてしまいます。
そんな嫌いな人物とはできる限り接点を持たないようにしているのですが、同じ事務所内にいれば、接点が全く生じないはずはありません。
そんなときでも、大嫌いな相手に「嫌悪感を抱いていること」に感づかれないように、努めて平静を装うのですが、他者の目には「無表情、というか冷ややかな表情になったり、声のトーンが低くなっていて嫌っていることが一目で判る」のだそうです。
芝居や演技が下手すぎて困ります・・・
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2年後には還暦を迎えるのに、この程度のことが克服できないんです。自分では15才のころから40年以上も成長が止まっているようにも感じます。
芝居や演技で「嫌い」であることを覆い隠そうとしていることそのものが間違っていて、半世紀以上も生きてきて成熟した人間ならば、そもそも人を嫌うという感情すら無くなるのかな? などとあれこれ考え込んでしまいます。
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この齢になっても克服できないこの欠点が、これから迎える人生の円熟期に暗い影を落とすことになるかも知れませんが、今から演技力が急激に上達するはずもありませんので、嫌いな人物との接点を限界まで減らし、嫌いな人物をできる限り視野に入れないのが最良の方法なのかと考える次第です。