埼玉在住中小企業勤務ダメ人間の思うところ・・・

日頃言いたくても言えないことを吐露します。不愉快に感じる方は読まないでください。

昭和10年刊「私設短波実験局出願の手引」

今日は久々にアマチュア無線ネタです。それもかなりマニアックなテーマですので、日頃アマチュア無線を楽しんでいる方であっても、「知らない」あるいは「興味が無い」と仰る方が多いかもしれません。

ですが、私は戦前のアマチュア無線局(当時は「私設実験局」と称していました)には強い関心を持っておりますので、どうしても投稿したいテーマなんです。

お読みくださった方の中で、1人でも2人でも、興味を持ってお読みくださる方がいらっしゃれば本当に嬉しいです。

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この「私設短波実験局出願の手引」については、数回に分けて投稿していく予定ですが、連続して投稿しますと、あまりのマニアックさに多くの読者の方が逃げ出してしまいそうですので、適度に間隔を開けて投稿させていただきたいと思います(^^)

今日は第1回目ですので、この書籍の表紙や目次などをご覧いただこうと思います。

 

↓ 「私設短波実験局出願の手引」の表紙 誠文堂新光社発行

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無線と実験」という雑誌の別冊という形での刊行だったようです。中央に「澤田」の三文判が押してあります。澤田さんと仰る方の蔵書だったものと思われます。戦前の書籍の表紙の中央部に三文判などが押されているものをよく見かけます。当時はそうした習慣があったのでしょう。

この「私設短波実験局出願の手引」ですが、3年ほど前にヤフーオークションで偶々見つけて落札したものです。1か月分の小遣いに近い金額での落札でしたが高額だとは思いませんでした。仮に5万円であっても入札したと思います。

この書籍に出会うまでは、戦前の私設実験局開設に関するの手引書などが存在しているなどとは考えてなく、私設実験局に興味のある方は直接逓信(ていしん)局に問い合わせるか、すでに私設実験局を開設している方を訪ねてノウハウを学んでいたのではないかと勝手に考えていました。

戦前の私設実験局は昭和の初期から太平洋戦争開戦(昭和16年12月)までに全国で331局にしか免許が与えられず、現在のアマチュア局のように誰もが気軽にできるようなものとは程遠く、ごくごく限られた人たちだけのものでしたので、この書籍の存在を知ったときには本当に驚きました。

 

↓ 内容的には現在のアマチュア無線開局・運用マニュアルのようなものでしょうか

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↓ 書籍の大きさは、CQ誌1月号の付録「Ham Note Book」より一回り大きい程度

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↓ この書籍の奥付 

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さらに驚いたのは、昭和9年10月1日に初版が発行され、その8か月後には再販が発行されていることです。このような書籍は、ごくごく限られた人しか読まないので売れないのかと思いきや、意外にも売れていたようです。戦前の私設実験局の免許が与えられた個人は全国で僅か331名だったものの、関心を持っていた方は意外と多かったと考えを改めなければなりませんでした。免許を受けずに電波を発射するアンカバー局も一定数存在していたのかもしれないですね。

 

↓ 表紙をめくってみます

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↓ 序の頁

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無線と実験」という雑誌の「読者の短波実験局開設に関す質問が輻輳するのに鑑み・・・」とあります。実際に免許を受けることができなかったものの、私設実験局の開設を望んでいた人々、興味や関心を持っていた人々は意外と多かったのでしょう。

 

↓ 目次 1頁目

 

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↓ 目次 2頁目

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受験対策から運用方法、さらには廃止手続きにまで解説が及んでいます。

 

↓ 本編1頁目から・・・

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↓ 本編最終頁(95頁)

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次回は本編の中から幾つかの頁をご覧いただこうかと思います。2週間後あたりを予定しています。

最後までお付き合いいただいたみなさま、お疲れさまでした(^^)ゝ