埼玉在住中小企業勤務ダメ人間の思うところ・・・

「中小企業の勤め人」に復帰し「浪人」ではなくなりましたので、ブログ名も元通りに戻しました。

野球場のネーミングライツ(命名権)について・・・

一昨日のブログでは、プロ野球の「冠スポンサー」について書きまして、今年の日本シリーズは「SMBC日本シリーズ2019」、オールスターゲームは「マイナビオールスターゲーム2019」、ドラフト会議は「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が公式名称となるなど、さまざまな場面で野球に理解のある企業がスポンサーとなって資金提供をしてくれていることをお知らせしました。

こうした「冠スポンサー」は、昭和50年代までのプロ野球にはほとんどなかったものだけに、古い野球ファンにとっては、やや違和感があるかもしれません。しかしながら、こうした資金提供はプロ野球の維持発展には欠かせないもので、明治安田生命がサッカーJリーグ(J1,J2,J3)の冠スポンサーになっているように、いずれはプロ野球公式戦(ペナントレース)そのものに「冠スポンサー」がつくようになるものと予想します。

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さて、本日は「冠スポンサー」に関連して野球場のネーミングライツ(命名権)を取り上げます。まずは今年(2019年)のパ・リーグ公式戦の日程をご覧ください

↓ これです

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パ・リーグの試合が行われる球場は、ネーミングライツ(命名権)により企業名を冠した球場名が目立ちます。この日程表にあるだけでも・・・

ZOZOマリンスタジアム、福岡ヤフオク!ドーム、楽天生命パーク宮城、京セラドーム、メットライフドームほっともっとフィールド神戸、と6つの球場が該当します。

この中で、1年間の命名権料が最も高額なのは、福岡ヤフオク!ドームの5億円。次いでZOZOマリンスタジアムの3億1千万円、楽天生命パーク宮城の2億100万円と続きます。

今ではこのように企業名を付した野球場が珍しくなくなりましたが、かつてはこうした球場は一つも無く、球場名は極めてシンプルでした。今から44年前、昭和50年(1975年)のパ・リーグの公式戦日程をご覧ください。

↓ これです

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オールドファンには懐かしい球場がズラリ。仙台、西宮、平和台、後楽園、大阪、日生、藤井寺、川崎、西京極・・・。しかも球団名も、南海、阪急、近鉄、太平洋・・・。うーーーん、懐かしいですよね・・・。

この中で、日生球場ネーミングライツかと勘違いされそうですが、日生球場日本生命保険が所有していた球場ですのでネーミングライツではありません。また、4月30日の阪急ーロッテ戦の「和宮」は「西宮」のミスプリのようですね。

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ネーミングライツ(命名権)の導入で、企業名を冠した球場を使用する機会が増えたのはプロ野球だけではありません。大学野球の日程表にも見つけることができます。首都圏の東京六大学や東都大学リーグは昔も今も神宮球場を使いますので、球場名の変化はありませんが、関西では新旧の使用球場の名称に変化があります。

↓ 今年(2019年)春の関西学生野球の日程表

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ネーミングライツ「わかさ」(わかさスタジアム京都)となっているのは西京極球場、「ほっと神戸」(ほっともっとフィールド神戸)となっているのは、元々はグリーンスタジアム神戸だった球場です。

まだネーミングライツ(命名権)が導入される前、25年前(1994年)の関西学生野球の日程表を見ますと、やはり球場名はシンプルです。

↓ 25年前の関西学生野球春季リーグ日程表

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この当時は、伝統の関関戦は阪急西宮スタジアムで行われていましたが、西宮スタジアムの閉鎖により関関戦の舞台は甲子園球場に移りました。西宮スタジアムは2002年閉鎖。この日程表にある日生球場も1997年で閉鎖。西京極球場ネーミングライツ(命名権)で、現在は「わかさスタジアム京都」ですね。

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あ、野球場のネーミングライツ(命名権)について書くはずが、途中から「懐かしの野球場」の話題にすり替わってしまいました。まぁ、往年の野球ファンにとってはそちらの話題のほうがいいかもしれませんね・・・(^^)