以前、銀行に奉職していた頃は「日本経済新聞」を月ぎめで契約し、毎日自宅に配達していただいておりましたが、今の勤め先に転じてからは、家計の負担を考えて、週2回程度コンビニエンスストアで購入して読むスタイルに替えています。
月ぎめ購読している一般紙の経済面でも記事は結構充実していますのでこれでも問題はありません。
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実は、このところ「日本経済新聞」を買う際に、コンビニエンスストアのアルバイトの方が多少慌てることが3回ありました。3回ともアルバイトの方は見たところ女子高校生のようなんですが、新聞に書かれている「日本經濟新聞」の題字が読めないようなんです。
2年前の3月から、日本経済新聞の土曜版と日曜版の1面のレイアウトは大幅に変更され、「日本經濟新聞」という題字が横組みになっています。慣れていない方にはこの題字が読みにくくなったのではないかと感じます。
↓ 日本経済新聞の土曜版・日曜版の題字、「経済」ではなく「經濟」
勤め人や大学生(特に3年~4年生)にとっては「日本経済新聞」は当たり前といいますか、常識なんですが、女子高校生にとっては全く馴染みが無い新聞ですので仕方ないかなと思います。しかもこの題字の特に「經濟」の2文字は女子高校生には「マジ、ムズイ」と感じるかも・・・。
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で、アルバイトの女子高校生さんはこの判らない新聞を片手に店主に訊きに行きます。すると、優しい店主からは「あ~、これね、ニホンケイザイシンブンだよ」と教えてもらいます。
「ニホンケイザイシンブン」と読むことが判ったアルバイトの女子高校生さん、レジのタッチパネルや押しボタンの中から「日本經濟新聞」を探すのですが、なかなか見当たりません。絶対に間違ってはいけませんので、全く同じ文字で「日本經濟新聞」と書かれた押しボタンやタッチパネルを懸命に探します。
それでも見つかりません。タッチパネルやボタンには「日本経済新聞」はあっても「日本經濟新聞」はありません。店によっては「日経」であったり、中には「日圣」と書いた紙片を貼り付けたボタンであったりしますと、これはもう女子高校生アルバイトには判らないだろうと思います、これには同情してしまいます。
アルバイトさんは仕方なく、店主を呼びレジ操作を代わってもらいます。(^^)
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アルバイトの女子高校生さんが不勉強だとか、コンビニエンスストアの教育が不十分などと申し上げるつもりはありません。ただ、我々勤め人にとって当たり前すぎるくらい常識であっても、若年層の方々には全く知られていないことがあることを理解しなければならないと感じました。
逆に、若年層にとって常識でも我々中高年層が知らないこともあるのだろうと思います。それは悔しいことなので、私もできる限り若者文化に首を突っ込んで、どんな音楽が流行しているんだろう・・・とかどんなものが売れているんだろう・・・などと探りを入れています。その一例がタピオカです。\(^o^)/