11月25日のプロ野球日本シリーズ第4戦でソフトバンクホークスが日本一に輝き、2020年のプロ野球の公式戦、クライマックスシリーズ(パ・リーグのみ)、日本シリーズの全試合日程が終了しました。
今年は新型コロナウイルス感染拡大のため、セ・パ両リーグともに公式戦の開幕が6月19日となり、その後も無観客試合だったり、入場者数を5千人に制限したりと、異例ずくめのペナントレースとなってしまいました。
新型コロナウイルスの感染拡大の状況が悪化すれば、最悪の場合はプロ野球公式戦の中断の可能性もあったと思うのですが、11月25日を以て予定されていた全ての日程を終了し、ホッとしました。
プロ野球を運営する立場でもなんでもない、単なる一野球ファンの私でさえも全日程を無事に消化できたことで安堵していますので、プロ野球機構や球団などの運営に携わり、苦労続きだった方々は、全ての日程を終えた今、ようやく安堵のため息をついていらっしゃることと察します。
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実は11月11日に東京ドーム敷地内にある、戦没プロ野球選手の「鎮魂の碑」を訪れました。
この日はセ・パ両リーグともに公式戦やクライマックスシリーズの僅かな日程を残すのみで、その後に行われる日本シリーズさえ無事に終われば、コロナ禍で開催さえ危ぶまれて異例なことが目立った今年のプロ野球の全日程は無事に終了できるといった状況でした。
プロ野球繁栄の礎を築きながら戦争に散華した英霊に、この日までプロ野球中断という憂き目にあうことなく日程を消化できたことに感謝するとともに、残り少ない今年のプロ野球の全日程が無事に終了するまで見守って下さるよう祈ってまいりました。
↓ 戦没プロ野球選手の「鎮魂の碑」
東京ドーム21番ゲートの前にある、富坂警察署東京ドーム警備派出所の前の階段を下りるとすぐに見つかります。
↓ 向かって右側の石碑
第二次世界大戦で出征し若い命を落とした73名のプロ野球選手の名が刻まれています。
↓ 向かって左側の石碑
プロ野球選手でただ一人特攻隊で戦死した、名古屋軍の石丸進一選手の実兄・石丸藤吉氏(名古屋軍~松竹、平成3年没)による追悼文。この碑が建立された昭和56年4月当時セ・リーグ会長だった鈴木龍二氏による建立趣旨文などが刻まれています。
コロナ禍で苦境に立たされたプロ野球界が、無事に全日程をやり遂げることができたのは、73名の英霊が見守って下さったからではないかと思えてなりません。