久し振りに蒐集している古銭の披露記事をお送りします。
昨年9月7日の「小型5銭白銅貨」以来ですので7カ月半も古銭の披露記事の投稿をしていませんでした。
本日紹介しますのは、大正9年(1920年)から昭和7年(1932年)まで発行された「10銭白銅貨」です。
↓ オモテは菊の御紋章と桐、ウラは八稜鏡と青海波の意匠
↓ 直径22.17mm 100円白銅貨(22.6mm)より僅かに小さいです
重量は3.75g、ちょうど1匁(もんめ)です。当時は尺貫法を用いていました。なお、私たちが現在でも日常的に使っている5円黄銅貨の重量も1匁(3.75g)です。
また「10銭白銅貨」も100円白銅貨も、どちらも「銅75% ニッケル25%」ですが、触った感じが違っている(アルミを含んでいるのかと思わせるよう感覚)上に、「10銭白銅貨」には黒ずんでいるものが数多く見られます。100円白銅貨にはこのような黒ずんだものは殆ど見られません。本当に同じ材質なのか疑ってしまいます。
↓ 大正9年から昭和7年まで、発行された年は全て揃っています
大正9年から昭和7年までのうち、大正13年と昭和5年は発行されていません。昭和元年は12月25日から1週間しかありませんでしたので、硬貨が発行されることは無く、大正15年の次の年は昭和2年になっています。
発行された年が11年ありますが、「昭和6年」の発行枚数が極端に少なく、今日並べた1500枚の中に1枚しかありませんでした。
「昭和6年」の10銭白銅貨を探すのに手間取り、長い間10銭白銅貨の披露ができませんでした。今日は自宅療養で休暇でしたので、10銭白銅貨1500枚を1枚ずつ調べてようやく「昭和6年」のものを見つけ出した次第です。見つけた瞬間は、無意識のうちに「あった!!」と声が出てしまいました。
↓ 手許の「10銭白銅貨」1500枚を10段×10列×15枚で並べました
↓ 近づいて撮影します
↓ さらに近づいて撮影・・・
↓ もっと近づいて撮影してみました・・・
↓ そして1500枚の「10銭白銅貨」をグシャリと崩します
↓ 近づいて撮影します
↓ さらに近づいて撮影します
「10銭白銅貨」は大正9年から昭和7年までの13年間に大量に発行されたため希少性に乏しく、古銭の専門店では数十円程度で入手できます。発行枚数が少ない昭和6年銘でも数百円程度で入手できるのではないかと思います。
本日は大腸ポリープ切除後の自宅療養で休暇となり、時間に余裕ができましたので昨年9月7日以来の古銭披露ができました。最後までご覧くださりありがとうございました。