前回の投稿(もし力士になったらどんな四股(しこ)名にしますか?)が7月12日でしたので、すでに26日が経過しています。もうこのブログには誰も期待していないだろうと思います(^^)ゝイヤハヤ・・・
酷暑が続く中で毎日毎日新居への引越し準備作業を進めていますが、「まるで図書館の移転作業」と家族から揶揄されるほどの膨大な量の書籍や雑誌類をダンボール箱に詰めて自動車に載せて800メートルほど離れた新居に運搬する作業をひたすら繰り返しています。
加えて、電気、ガス、水道、電話、などの手続きにも奔走し、勤めていた頃よりも多忙です。で、気が付いたら今日は8月7日。引越し作業日まであと10日となりました。時間が足りない・・・。
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先日、大量の書籍や雑誌類をしまい込んでいる部屋の隅から、重さ1.5kgほどの薄汚れた白い小袋が出てきました。その中には昭和後期~平成初期紀の遺物が詰め込まれておりました。
↓ これです
↓ 小袋から出して広げてみます
出てきたのは、テレホンカードやオレンジカードなどのプリペイドカード約600枚。全て使用済でほぼ無価値です。私が新潟から進学のために上京した昭和58(1983)年ころから約20年くらい使用したものを捨てずに無造作に残していたのですが、その存在すらもすっかり忘れていました。
↓ 引越し準備作業を一時中断してこのプリペイドカードを種類別に分類します
数が多い順に・・・
テレホンカード(電電公社/NTT) 519枚
パスネット(首都圏私鉄等各社) 11枚
メトロカード(営団地下鉄) 2枚
とーぶカード(東武鉄道) 1枚
セブンイレブンカード(JCCK) 1枚
横浜博覧会入場券 1枚
バッティングセンター(南埼玉郡宮代町) 5枚
その殆どがテレホンカードでした。携帯電話が広く普及する以前は私も公衆電話をよく利用していましたが、電話料金を少しでも抑えるために金券ショップで500円分のテレホンカードを480円くらいで購入して利用していました。そのためさまざまなデザインのテレホンカードが残っています。
↓ 標準的なテレホンカード4種類
↓ 民営化する前、「電電公社」のカードもありました
↓ 同一のデザインでも「電電公社」と「NTT」の2種類があるカード
テレホンカードの出始めのころは、1000円で1050円(105度数)分とか5000円で5400円(540度数)のようなプレミアは無かったようです。
↓ プロ野球関連のテレホンカード。左下は「南海ホークス」ですね
↓ 大相撲関連のテレホンカード
↓ セブン-イレブンカード(1989年11月~1995年7月に発行・流通)
このセブン-イレブンカードは、日本カードセンター株式会社(JCCK)が、1989年11月~1995年7月に発行していたのですが、1995年8月からは全国共通カード化し、セブン-イレブン以外のコンビニエンスストアでも利用できるようになりました。その際に名称を「QUOカード」に変更しました。このセブン-イレブンカードは、現在盛んに利用されているQUOカードの前身なんです。使い終わったら普通は捨ててしまうものなので、使用済みでも現存数はそれほど多くはないと思います。
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さて、もう一度テレホンカードの話題に移ります。
↓ なんとこれは、株式会社リクルートコスモス株式公開記念のテレホンカード
このテレホンカードが記念品として配布されたのは1986(昭和61)年10月30日のリクルートコスモス株の店頭公開日の直後だと思われますが、それに先立ち1984(昭和59)年4月から1985(昭和60)年12月にわたり、このリクルートコスモスの未公開株が政治家や官僚に賄賂として譲渡されていたことが後に発覚します。これが当時戦後最大の贈収賄事件と騒がれた「リクルート事件」です。
このテレホンカードも現存数はかなり限られているだろうと思いますが、ヤフオクやメルカリに出品しても売れることはないでしょうね~(^^) 100円(送料込み)くらいなら昭和の犯罪やスキャンダル、事件に興味を持つ方が入札して下さるかも・・・(^^)